詩中心の隠れ家的ブログ。
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消えゆく星
春の吐息を吸って

冬の涙をこぼすの

青い 青い 空へ

解き放て




、。・:*、。・:*




海に浮かぶ光
届かない街並み

夕暮れに消えた
たった一つの希望

手探りで歩く道
すり抜ける手のひら

頼りない私の腕に
温もりをくれたの

見えなくても分るよ
私の心は感じてる

星が壊れたとき
いつも傍にいてくれた

照りつける光
焼けるような傷み

海原に見えた
たった一つの願い

霜の降りた道
凍てつくような涙

少し大きくなった手に
心の安らぎを感じたの

聞こえなくても分るよ
私の心は感じてる

感じてるよ
空想詩歌 / comments(17) / -
終わることのない旅
終わることのない旅

目的地に達すれば

また新しい風が吹く


、。・:*、。・:*


消えてなくなりたい、と思った

背負いすぎている荷物を投げ出したい

私は無力だ

何も出来ない

ふとした瞬間に、

自分はからっぽな人間だと感じる

私は一体何により構成されているのだろう?

数え切れないくらいの愛?

それとも、

ただの炭素、水、リンとかかな。

だとしたら、この心はどこから生まれたの?

生きているのが、たまに苦しい。

胸をぎゅっと鷲づかみされた気分になる。



やせ細るのは誰?

死ぬのは怖いこと?

生きていくのが、大変だと思った。

死ぬのは、ただの通過点であればいいのに、

その存在は何よりも私たちを恐怖に慄かせる。



誰だって、辛いことがある。

元気にしているどんな人だって、

辛いことを受け止めて、

うんと踏ん張って前に進んでいるのだ。

悩ましい気持ち。

もどかしいこの思い。



消えてなくなりたいと願っても、

その先を生きていくのが明日につながる。



雨露にぬれても、最後の瞬間まで。




生きていきたい。




空想詩歌 / comments(0) / -
2007年11月7日<届け、この想い>
本物の感動なら

その瞬間に

あなたを突き動かす

「何か」がある。


、。・:*、。・:*



頑張らなくていい、と人は言うけれど。
やはり頑張らなければならない場面はある。


夢のため。
希望のため。


あなたの願いを叶えるのは
あなた自身の努力でしか出来ない。


誰も、あなたの代わりになんてなれないんだ。
君の未来は、君にしか作れない。
「すごい」なんて感心してばかりではダメだ。


自分をもう一度見つめ直して
今の自分には一体何が必要か
見定めなくてはならない。


自分はダメな奴だと思う必要もない。


自分は自分でしかなく。
他人は他人でしかないのだから。


過去に辛い経験があったのも、
「自分」だからこそだ。


他の誰でもない、自分だけ。


そう考えれば、
自分が特別な何かを
学べたような気がしないか?


実際、そうなのだろう。


仮に、その辛い経験をうまくかわしても。
いつかは体験することなのだ。


人生、楽しいことだけが総てじゃない。


辛い経験をして、何かを学ぶ。


そして、そこから世界が広がるのだ。


そうしたら、人間は成長する。
人間は、豊かになる。


成績だとかお金じゃない大切なものが、
この世にあるのだと私は信じている。


本当に大切なものは、目に見えない。


そういった心で感じるものを
大切にしていければいいと思う。






自身をどこかへ置いてきた君へ


自分を愛することから始めよう。
想いやりのある君なら、きっとできる。


この想いが
どうか君に届きますように。



空想詩歌 / comments(2) / -
空を描く虹のように
耳に残る、鈴の音。


白い紙で、空気を切り裂く。


一帯の気を、研ぎ澄ました。



、。・:*、。・:*



飛び跳ねるウサギ

赤い目を潤して

小さな尻尾をしまいこむ


金木犀の甘い香り

赤い絨毯のような花

秋の風に微笑んだ


明るい笑顔で

暗闇に光を宿す

綺麗な花が咲いたの


見て

赤い 赤い 彼岸花

白い 白い 彼岸花


この時期に生まれる

この花々は

回帰の念を呼び起こす


私はここにいるよ

引き継がれた思いを

ずっと守っているよ


途絶えさせることなく

一本の紐を共有するように

みんなで手を繋いでいくの


忘れない

忘れない

忘れないよ


空を描く虹のように

不安定なものでも

確かにそこにあるから




空想詩歌 / comments(0) / -
泣き虫な鬼
 「人と話すのが気持ち悪い」って言ったら


「あなたは面白いね」って言われた


あなたの方が面白いよ




、。・:*、。・:*




狂喜乱舞して

子犬のワルツを踊る

剣も鎧も脱ぎ捨てて

身体一つになった



苦しくって泣いて

楽しくって微笑む



いつだって凛と佇む

名刀のような存在

風を斬りつけて

木々を愛でる



虹を知っているか

あれは 幸せの前兆

希望の光の集合体

一つの奇跡だ



捕まえることは出来ない

見るだけで有難いもの

青い鳥がカラフルになって

空に浮いているのだ



白い息を吐いて

口元を拭う

空に浮かぶ星が

雨で滲んで歪む



刀身を振りかざし

まやかしを切り刻め

嘘はいつしか

真実になるものだ



哀しい泣き声が響いた

耳を塞ぎつつ振り返り

鬼のように走り出した

そして鬼になった



あなたは 鬼。

泣き虫な 鬼。











泣くことが出来るなら

私は鬼でいい。










私は、鬼になる。








空想詩歌 / comments(0) / -
出島のある日の夜
暗闇の中

一人

歩き出す




、。・:*、。・:*




月明かりの下

海に浮かぶ

光の街

風に吹かれて

波が立ち

船が揺れる




マイクを持った手

黒い髪を靡かせて

声高らかに歌う

震える歌声

星空に向かって

翔んでいく




リズムが雲になる

涙を流れ星に変えて

灯火となる流星群

異国の地を感じて

今日も

ダンスを踊る




空想詩歌 / comments(0) / -
黙祷
炭酸水の湯船に浸かる

シュワ シュワ シュワ

体の中まで浸透して

骨が融けてく


、。・:*、。・:*


跡形もない大地

消えた地平線

壊れた星


世界は今日という日に

破壊された




花咲く大地

生まれる地平線

輝く星


世界は今日という日に

息づいた





戦の種火を

業火の炎で焼き付くし

逃げ惑う人々を

刃先の餌食とする






燃え尽きた炎

体を打ち付ける黒い雨

茸型の雲





世界は悲しみに包まれた





11時2分、

黙祷を捧ぐ




空想詩歌 / - / -
蚊帳の外の鳥
空を泳ぐ魚

指先でつつくと

泡のように消えた


、。・:*、。・:*


戯れる小鳥

投げ出された私は

蚊帳の外の鳥

震えを抑え込んで

独り立ち竦むの


紅い月

慰めるように嘲う

立ちはだかる雲は

闇のようで

存在を消していた


冷たい眼

怖いくらいに痛く

温かな手のひらを

裏返してつねった

涙を堪えて空を仰ぐ


虹の架ける橋

夢の宝箱

星と月を詰め込んで

手を繋いで走る

世界の果ては

こんなにも輝いている


空想詩歌 / comments(0) / trackbacks(0)
永久に生きる君の為に
もぅ、ダメなの。

少しだけ、休ませて。


、。・:*、。・:*


眼前に展開する大海原

透けるように煌めく

神様の涙

掬い上げては零れ落ち

頬を濡らす君の手


蕩けるような太陽

眼を瞑るほど目映く

一滴のオアシス

砂漠に広がる安寧の地

擽るような君の手


揺れる愛

揺れる狭間

揺れる想い

揺れる願い

揺れる命


願いをかけて星を投げる

慰めるように凪ぐ風

一途な祈り

果てしなく続くよ

永久に生きる君の為に





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手繰り寄せた渦のように
羽根のついた馬が跳ねた

眼鏡をかけた兎が腕をひく

振り返って後ろを見る


ねぇ、あなたは誰?


、。・:*、。・:*


地平線の向こう

眺めて歌を口ずさんだ

鳥の運ぶ歌は

雲と魚の餌に変わる


泡の音符

水飛沫に濡れる

打ち上げられる岩場

珊瑚が頬を染めて笑った


手を伸ばして

手を伸ばして

宝物を手に掴まえた

煌めく夜空に描く貝殻

澄んだ耳に波音が響くよ


伐れることのない絆

水中をさ迷う鳥逹

竜宮城の空を

緩やかに飛びだった


聞いて

聞いて

枯れることのない歌を

手繰り寄せた渦のように

潮の満ちひきを繰り返すの


今日も

明日も

繰り返すの



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